平成21年12月現在、試験結果が公表されている、平成20年度の試験を例に挙げて、行政書士試験の出題傾向を分析してみましょう。
平成20年度の試験に出題された、法令7科目と一般知識の問題の配点を見ると、興味深い結果が導き出されます。
法令7科目を出題が多い順にランキングにしてみると、以下のようになるのです。
| 1位 | 行政法 | 92点 |
| 2位 | 民法 | 76点 |
| 3位 | 憲法 | 28点 |
| 4位 | 地方自治法 | 20点 |
| 5位 | 会社法 | 16点 |
| 6位 | 基礎法学 | 8点 |
| 7位 | 商法 | 4点 |
※法令7科目は合計244点、一般知識は56点
行政書士試験研究センターの合格基準によると、法令7科目は合計244点中50%に当たる122点をクリアしていればいいのですから、極端な話をすれば、行政法と民法さえ満点であれば、ほかの科目は捨ててしまっても合格できるのです。(合格するにはほかに、一般知識の40%、全体で60%の得点が必要になりますのでご注意)
というのは極端すぎるにしても、この試験は『行政法』と『民法』、そして『一般知識』に重点を置いて出題されているということが一目でお分かりになるでしょう。行政書士試験は、この3つを制することが合格への近道となるのです。
特に行政法は、日常生活にあまりなじみもありませんし、意外と苦手としている受験者も多いことでしょう。出題自体はひねりがなく、とてもオーソドックスなものが多いので、しっかり基礎を叩き込んでいれば確実に得点できるはずです。私の場合、フォーサイトの通信講座を受講して徹底的に叩き込みましたが、試験まで時間が足りない! という状況に陥った場合には、最低でもこの3つだけはしっかりと抑えておく必要があるでしょう。